突き詰めて考えてみると、デザインも、広告も、結局は、コミュニケーションが大事なんだな、と、つくづく、感じます。
デザインの場合、どうしても、自分の頭で考え、目の前の手先を見てしまいます。
確かに、クリエイティブな作業の場合、どうしても、そのような孤独な作業、というのは、必要になります。
しかし、そちらの方ばかりに、意識がいきすぎているような気がします。
デザインは、誰かに対して、おこなわれるものです。
ですから、自分自身が、どんなに満足しても、やはり、受け手が、どのような気持ちになるか、ということが、とても大事だと思います。
これは、広告を制作すると、よくわかります。
広告は、反応率が大事ですし、そこから購買という行動に結びつけなければいけません。
それが結果として、売り上げという、客観的な数字として表れます。
したがって、どんなに作り手が素晴らしく思い、満足しても、その結果につながらないと、ダメなわけです。
つまり、いかにお客さんとつながりが持てるか、コミュニケーションをとれるか、ということになります。
デザインにしろ、広告にしろ、お客さんに直接に会わないため、どうしても、このコミュニケーションをとる、という意識が、希薄になってしまいます。
やはり、そういった意味では、接客業や営業の人の方が、お客さんとの関係を持つ、ということに関しては、有利かもしれません。
したがって、デザインや広告を作る人は、より意識的に、お客さんを想像し、そこに対して、コミュニケーションをとる、ということを、忘れないようにしないといけません。
そうすることで、素晴らしいデザインや広告、つまり、うまくコミュニケーションをとることができる創作物、というものが、出来上がってきます。
結局、デザイン・テクニックにしろ、コピーライティングにしろ、マーケティング手法にしろ、全ては、このコミュニケーションが円滑に進むための技術、方法論の一つにすぎません。
あまりにも、視線を近くに置きすぎると、遠くが見えず、本来の目的を見失ってしまいがちです。
気が付くと、自分がどこにいるのか、どこに向かっているのか、わからなくなってしまいます。
そうならないためにも、常に、遠くも、見るようにしましょう。
そうすることで、確実に、ゴールへ向かっていくことができます。
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