広告デザインに、心理学を活用する

 広告デザインにおいて、知っておくべき知識は、数多くあります。

 その中でも、有効な知識は、やはり心理学です。

 これは、デザインにおいてもそうですが、広告という、人の心に訴える手段においては、とても重要です。

 話は、少しそれますが、デザインにおいても、心理学は、とても大切だと思います。

 例えば、どのようなタイポグラフィが、見る人や読む人に、どのような心理的影響を及ぼすのか。

 または、色が、どのような印象を与えるのか。

 このようなことは、とても重要ですが、デザイン分野においては、あまり心理学的な方面からアプローチする人は、少ないようです。

 一方、広告やマーケティングにおいては、昔から、心理学的な技術というのは、注目されてきました。

 なんといっても、広告に対する反応の違いや、その後の商品の売れ行きに、大きな影響があるからです。

 つまり、心理学的効果にもとづいて作られた広告の方が、効果的なのです。

 ただ、デザイナーが、こういう心理学に対して、抵抗感をおぼえる気持ちも、わかります。

 心理学の手法を使うというと、なんだか、相手の心を操作しているようなイメージがあるのです。

 相手が、わからないところで、こちらの意図した方向に進ませる……そういったイメージがあるのではないでしょうか。

 しかし、それも、使い方しだいですし、使う人しだいです。

 それに印象操作とまではいかなくても、こういうことをすれば、お客さんは、どう思うか、ということは、知っておいても損はありません。

 よく対人関係では、第一印象が大事だ、と言われます。

 相手と話しもしないうちに、すでに、第一印象で、自分に対しての評価が決まっていたりします。

 広告デザインにおいても、同じです。

 クライアントやデザイナーが伝えたいことを、スムーズに伝える。

 そのために、まずは、良い印象を持ってもらう、ということは、とても大事なことです。

 なんといっても、広告デザインでも、最初の印象で、悪いイメージを持たれれば、その先、つまり、本当に訴えたいことを、聞いてもらえないのです。

 そうならないためにも、最低限、心理学的な要素は、知っておく必要があります。

 そして、このような知識を知ると、ちょっとしたことで、印象やイメージというのは、変わってくることがわかります。

 心理学の特性が理解できた段階で、さらに学び、有効と思われる技術を広告デザインに活かしていく。

 そうすることで、さらに、良い広告デザインが生み出されていきます。

 現在では、広告デザインに役立つ手法であれば、さまざまな手法を学び、活用していくべきです。

 もう自分だけの才能やインスピレーションだけで、デザインできる時代ではありません。

 ぜひ、心理学にも興味を持ち、あなたの広告デザインに、役立ててください。