広告デザインには、目的がある

私が、広告を好きになったきっかけが、こちらです。

『フォルクスワーゲンの広告キャンペーン』


ある程度、広告やデザインの勉強をしていると、必ずと言っていいほど出会う広告です。

私も、知ってはいたのですが、最初は、ふーん、とか、なるほど、とかいう感じで、それほど、興味や関心を持ってはいませんでした。


しかし、大学時代に、先生から薦められて、改めて、読んでみました。

それまでは、単に、教科書の中の一つの項目、一つの知識ぐらいしか思っていませんでした。

でも、尊敬している先生から薦められたということもあり、私の中では、とても興味が湧きました。

やはり、単に知識として学ぶよりも、身近な人から、直接、薦められると、重みが違います。


そして、その後、私も、広告のデザインをするようになりました。

そこで、さらに広告デザインのことを学ぶようになると、改めて『フォルクスワーゲンの広告キャンペーン』のすごさが、わかるようになりました。

その魅力は、いくつもあるのですが、私が一番すごいと思うのは、やっぱり、シンプルさですね。


広告というか、表現というのは、ここまで、シンプルにできるのか、と驚かされます。

そして、シンプルだけど、きちんと訴えたいことは、伝わってくるんです。

いや、逆に、シンプルだからこそ、強く伝わってくるのかもしれません。


じゃあ、なぜ、これほどまでシンプルなのか、というと、伝えたいことが、非常に明確だからです。

つまり、この広告において、何を伝えたいかということがはっきりしているんです。

そして、それを、きちんと広告で伝えている。

だから、ここまで強い説得力を持つと思います。


これは、自分自身で、広告デザインをする時にも、心がけておく必要があります。

つまり、何を訴えたいか、ということを、はっきりとさせておく。

そのためには、どうすればいいか、というと、その広告の目的を、はっきりと決めておく、ということです。

目的がきちんと定まっていれば、後は、そこに向かって、一直線に進むだけです。

その方法の一つが、単に広告、というだけです。

そして、その広告を「かたち」にするのが、デザインなんですね。


でも、改めて、『フォルクスワーゲンの広告キャンペーン』を見ると、やっぱり、コピーライティングの力というものを感じます。

それを、きちんとビジュアルに活かすことができれば、と、いつも思います。

そこに、広告デザインの答えの一つが、あるのではないでしょうか。