デッサンを、難しく感じている人はいませんか?
そんな方にオススメするデッサン入門書がこちらです。
長い間、私のネット古書店「アルダス書店」で品切れ状態でしたが、今回、改めて入荷したので、さっそくご紹介します。
本書は、タイトルからもわかる通り、デッサンの基礎の基礎を、「やさしく」解説しています。
そのため、デッサンに興味はあるけれど、なんだか難しく感じている人に、ぜひ、最初に読んでいただきたい本です。
また、実際にデッサンをはじめたけど、さっそく壁にぶつかり、あきらめそうになっている人にも、手にとっていただきたいと思っています。
そもそも、基本的なデッサンであれば、きちんとした知識と、しっかりとした練習があれば、身につけることができます。
確かに、芸術的なデッサンを描こうと思えば、きっちりとした勉強と修行、そして、才能が必要かもしれません。
しかし、デザインを学び、デザイナーになろうという人であれば、ひとまず、基礎的なデッサン力を身につければ大丈夫です。
そのデッサンで身につけた技術をもとに、デザインの勉強に、はげんでいきましょう。
でも、基礎的なデッサンならば、身につけることが可能と言われても、なかなか信じられない人が多いと思います。
実際、多くの人がデッサンが上達せずに悩み、そして、あきらめてしまいます。
私も、デッサンの学習で苦労した人間ですから、その気持ちは、よくわかります。
しかし、いったん、デッサンのコツをつかんでしまうと、すんなりとレベルアップできてしまいます。
そのコツを解説したのが、本書『やさしいデッサン入門』なのです。
デッサンに限らず、新しく学ぶことを、難しく感じてしまう原因は、何でしょうか?
それは、自分が、今、知っている事と、新しく学ぶ事との差が、大きすぎるからです。
目標が高ければ高いほど、手を伸ばしても、なかなか届きません。
また、今の自分に比べ、あまりにも、かけ離れた内容ですと、それが理解できず、難しいと感じるのです。
しかし、例えば、数学なども、基本的な数式や記号の意味など、一つ一つ、順番に理解していけば、最初は難しく感じていた方程式なども、やがて理解できます。
逆に言えば、誰でも理解できないものは、数学として成り立ちません。
デッサンも同様に、いきなり、複雑で難しい対象を、デッサンしようとするから、壁にぶつかるのです。
そうではなく、まずは、簡単な構造のものから描き始め、デッサンの理屈や、やり方を学ぶ。
形のとらえ方や影のつけ方、質感の表現方法などを身につけて、それから静物デッサンや石膏デッサンなどに進んでいくのです。
野球選手も、しっかりと素振りをしてバッターボックスに立つからこそ、ヒットを打てますし、時には、ホームランも打つことができるのです。
デッサンも同じように、形のとらえ方や、デッサン用の鉛筆の動かし方、そして、デッサン特有の表現の仕方を学んで身につけることが、優先されるべきなのです。
そのデッサンの、もっとも基本的なことを、わかりやすく解説しているからこそ、『やさしいデッサン入門』を、初心者の方に、強く推薦したいのです。
本書では、まず物をどのように見るか、といったことから、形をとらえる基本中の基本である遠近法について、図をいくつも使いながら、やさしく説明しています。
デッサンは、基本をしっかりと学べば、けっして難しくありませんし、あなたでも、描くことができるようになります。
その最初の手助けをしてくれるのが、『やさしいデッサン入門』なのです。
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