デザインを仕事としている人なら、一度は、このように思ったことがあるでしょう。
●アイデアの素晴らしいデザインを作りたい
●センスのいいデザインをしたい
●良いデザインを生み出したい
そう思うからこそ、デザインについて学び、テクニックを磨くわけです。
そして、私のブログを、読んでくださっているわけです。
私も、そのように、ずっと、思っていました。
だからこそ、デザインに関するいろいろな本を読んで、学んできたわけです。
それを通じて感じたのは、やはり、根本的なこと、というか、本当に大切なものを、大事にすべきなんだな、ということです。
これは、ごくごく、当たり前で、正直、改めて、言葉にするのも、恥ずかしいぐらいです。
おそらく、デザインを学びはじめたばかりの新入生に話しても、失笑されるかもしれません。
しかし、私は、大切なことだと思いますので、テクニックなどを語る前に、お話しさせていただきます。
それは、デザインが好きなのか? ということです。
もっと、具体的に言えば、
★デザインを、かっこいいと思っているか?
★デザインに、あこがれているか?
と、いう事です。
何をいまさら、と言われるかもしれませんが、これは、大事なことです。
なぜなら、どんなにデザインに関する知識やテクニックを学んでも、この根本がしっかりしていないと、上滑りしてしまうからです。
正直、デザインでも、ある程度の知識とテクニックさえあれば、“ある程度”のデザインは、できてしまいます。
それなりに見栄えがよく、それなにり人の注目を集め、ある程度、人から評価されるデザインができます。
確かに、それはそれで、すごいことかもしれません。
デザインも、仕事、ビジネスと割り切って考えれば、そのようなアウトプットもあり、でしょう。
ただ、アイデアのあるデザインを作り出したり、センスのあるデザインを作ったりする場合、そういう考えでは、難しいと思います。
なぜなら、その根底に、デザインに対するあこがれ、かっこいいと思う気持ちがないと、どうしても、深く切り込んでいけないからです。
確かに、良いデザインを生み出すテクニックはありますが、それだけを使っていっても、おのずと限界は、あります。
そういったところを、乗り換えられる人は、やはり、自分の中で、デザインに対するあこがれや、かっこいいと感じる気持ちを持っている人です。
こういう話をすると、感情論やマインド、または、心構えの問題と思われ、あまり響いてこないかもしれません。
しかし、私は、アイデアにあふれるデザインも、かっこいいデザインも、その人の中にある「あこがれ」「かっこいいと思う気持ち」から、生まれてくると思うのです。
テクニックは、それを助ける手段でしかありません。
ぜひ、自分の中のあこがれや、かっこいいと思う気持ちを、大切にしてください。
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