私は、デッサンやデザインの勉強をしている時、多くの技法書や参考書から学びました。
その中には、その時、書店で入手できる本だけでなく、古書からも学びました。
その時の体験が、今でも、心に残っています。
なんと言っても、古書から学んだことは、とてもたくさんあります。
そして、それは、私のデザイン技術の習得に、大きな影響をあたえました。
そのため、今でも、デッサンやデザインを学ぶ人たちに、古書を薦めているのです。
もちろん、デザインを学ぶ全ての人に、役立つかどうかはわかりません。
しかし、デザインを学んでいた当時の私のように、
●どこから手を付けていいのか、わからない。
●上達するための具体的な学習方法が知りたい
●才能ではなく、努力で、デザイナーになることは可能だろうか?
と、いったことに、悩んでいる人たちに、一つの解決策を、お伝えしたいのです。
そのため、今でも、ネット古書店を通じて、デッサンやデザインに関する古書をご紹介しているのです。
⇒ 「デザイン古書専門 アルダス書店」http://aldus.ocnk.net/
ただ、多くの人が、「はたして、古い本が、デザインの勉強に役立つのか?」と、疑問に思われているかもしれません。
その疑問も、もっともです。
何と言っても、デザインというと、流行の最先端をいき、常に新しさを求めるもの、と思われているからです。
そういったものを学ぶのに、何十年前の古い本が、役に立つのでしょうか?
もちろん、デザインの歴史や知識を学ぶ、と言う事であれば、参考になることもあるでしょう。
そうではなく、これから、デザインを仕事としていくデザイナーを目指すための勉強に、古い本が参考になるか、どうか、ということです。
もちろん、私の紹介する古書を、古いと感じる方も、いらっしゃるでしょう。
いや、そう感じる人の方が多い、もっといえば、古臭く感じる人が、ほとんどでしょう。
それは、私もわかっているつもりです。
しかし、そうではない人も、わずかばかりいるのでは、と思うのです。
デッサンやデザインを、学びはじめた頃の私がそうでした。
新刊書店や図書館で手にできる本を読んでも、すぐに上達することはなかったのです。
あの頃は、本当に、喉の渇きをいやすために、一滴の水を探すように、学習の参考になる情報を求めていました。
つまり、身のまわりで手に入る当時の資料では、満足できなかったのです。
そのため、過去にさかのぼり、デッサンやデザインの古書に、手を伸ばしたのです。
私にとっては、それが正解でした。
意外にも、昔に書かれた本の方が、わかりやすく、ポイントを上手に絞り込めて解説されていたのです。
そういった古書から学ぶうちに、だんだんとですが、デッサンやデザインの技術が上達していきました。
だから、その当時の私のように、困ったり、悩んだりしている人に、私が参考になった古書を、届けたいのです。
今、身の回りにある資料の中に、答えがなければ、さらに、手を広げればいいのです。
そう、時間を超えて、過去にも。
その中に、あなたの求めていた答え、いや、それ以上の答えがあります。
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