デザインを、過去から学び、新しい視点を手に入れる

 私は、デザイン書専門のネット古書店を運営しています。

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 なぜ、過去に発行された古書を紹介しているかというと、もちろん、現在でも十分、役立つからです。

 デザインというと、どうしても、新しいもの、最新のものを求める傾向にあります。

 確かに、私も、新しいものが好きですし、ビジネスや仕事として、デザインをやっていく以上、常に新しい知識や情報を手に入れるのは、必要なことです。

 しかし、新しい事を求めてばかりいると、ついつい、足元がおろそかになります。

 新しい情報ばかりを集めて、それをうまく使いこなすことができず、どうしたらいいのか、わからなくなったりはしないでしょうか。

 私も経験があるのですが、おもしろかったり、興味があったりする新しい事柄を集めても、それを、どのようにして自分のデザインに使っていけばいいのか、戸惑うのです。

 せっかく見つけ出した魅力的な新情報も、使わなければ、役立ちません。

 自分のデザインに取り入れ、新たな表現手段へと再現できなければ、それは、ないことと同じです。

 では、手に入れた情報を、どのように使いこなしていけばいいのか。

 これは、もう、基本的な考え方や、デザインの理論をもとに、展開していくしかありません。

 デザインも、他の分野と同様、基本的な原理原則、というものが存在します。

 それをしっかりと理解して、身につけておけば、いくら新しい情報を仕入れても、十分に、活用していくことができます。

 そのデザインの基本的な原理原則を解説しているのが、古書なのです。

 原理原則というのは、本質的なものですから、いつの時代でも不変です。

 だからこそ、原理原則と呼ばれるのです。

 確かに、このような基本的なことは、現代に出版されている本にも、もちろん、掲載されています。

 しかし、その数は少ないですし、説明の仕方も、サラリと触れられている程度です。

 これは、本や著者の責任というよりも、デザインという概念が普及してきたことによるものでしょう。

 ただ、デザインを能動的におこなうデザイナーにとっては、もっと本質的な理解が求められます。

 デザインとは、何か? といったことだけではなく、そのデザインというものを、どのように生み出していくか、といった、もう一段、深い理解が必要なのです。

 その点、昔に発行された古書は、その部分を、より深く解説しています。

 なにしろ、まだまだデザインという考え方が、広く普及していませんので、その説明に関しては、より詳しく、丁寧に、わかりやすく、書かれています。

 また、時代背景として、デザイナーを、一人でも多く誕生させたい、という流れもあったと思います。

 そのため、デザイナー目線で、原理原則が解説されているわけです。

 他にも、デザイン関係の古書を紹介している理由は、いろいろあります。

 しかし、主な動機としては、デザインワークの大切な部分を、わかりやすく説明しているから、というものです。

 もし、新しい情報を、今一つ、活かしきれていなかったり、デザインの本質について、迷っていたりする人は、ぜひ、ご覧下さい。

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