デッサンの基本的な考え方と、実践的なコツをまとめたのが、『デザインのためのデッサン講座(考え方・初級編』です。
この中で、デッサンを描くために役立つ考え方を、いくつもご紹介しています。
例えば、第3部「デッサンの実技に、すぐに使える考え方」では、かなり具体的に説明しています。
第3部の目次は、このようになっています。
第1章:デザインのためのデッサンに必要な遠近法
第2章:デッサンは難しい、と感じたら、基本形体を描こう
第3章:デッサンを描く順番について
第4章:デッサンを上手に描くために、鉛筆の使い方をマスターする
第5章:デッサンは、イーゼルを使って描こう
このように、デッサンに関する、かなり実践的なテクニックについて、解説しています。
やはり、デッサンを、どのように描いていくか、ということは、重要です。
どのような考え方で、どのような順番で、どのように手を動かせばいいのか?
これらが、わかっているか、いないかで、デッサンの完成度は大きく違ってきますし、上達のスピードも変わります。
考え方を知っているだけで、デッサンの勉強は、スムーズに進むのです。
もちろん、このようなデッサンにおける考え方というは、多くのデッサン技法書で、紹介されています。
しかし、今回の『デザインのためのデッサン講座(考え方・初級編』では、わかりやすい文章で、基本的な考え方の説明に、力を入れています。
他のデッサン技法書では、図や写真を使っての説明が中心となっています。
確かに、その方がわかりやすいですし、学習もしやすいでしょう。
しかし、見ただけで、デッサンのコツを理解できる人は、そう多くはありません。
ほとんどの人は、なんとなく理解して、こうだろうな、という、ぼんやりとしたイメージを持って、手を動かしているのではないでしょうか。
図や写真による説明は、確かに見るだけなので、それほど抵抗なく学ぶことができます。
しかし、漠然としたイメージが先行して、しっかりと理解する、という点では、弱い部分があります。
やはり、理解を深めるには、文章による論理的な理解が、必要不可欠なのです。
そのために、今回のレポートでは、文章によるデッサンの考え方を紹介しているのです。
目次にあったような、遠近法や基本形体の描き方、また鉛筆の使い方など、文章によってしっかりと解説されることは、珍しいと思います。
しかし、これらのポイントを、しっかりと理解しておくことは、デッサン上達には、やはり大切なことです。
デッサンを、思ったように描くことができない、と悩んでいる方には、ぜひとも、しっかりと考え方を学んでほしいと思っています。
それから手を動かし、デッサンを描き始めると、少しずつでも上達していくのです。
⇒『デザインのためのデッサン講座(考え方・初級編』は、こちらです。
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