デッサンの基本的なポイントをまとめたのが、『デザインのためのデッサン講座(考え方・初級編)』です。
こちらの講座レポートの第3部「デッサンの実技に、すぐに使える考え方」では、デッサンの実践的なヒントを紹介しています。
デッサンにおいては、形のとらえ方と、影の描き方が重要です。
まず、形を、きちんととらえ、正確に描いていくためには、基本形体で練習するのが効率的です。
例えば、立方体や円柱などを、きちんと描けるようにすることが、まず必要です。
形を正確に描けるようになったら、次に、影の使い方をマスターしましょう。
影をしっかりと描くことで、デッサンに立体感や質感をあたえることができます。
そうすることで、現実味があり、リアリティをもった立体感を、表現することができます。
そのための方法について、「第3部デッサンの実技に、すぐに使える考え方」で、説明しています。
その中でも、ぜひ、読んで参考にして欲しいのが、「第3章デッサンを描く順番について」と、「第4章デッサンを上手に描くために、鉛筆の使い方をマスターする」です。
「第3章デッサンを描く順番について」では、デッサンを描いていく順番が重要であることを説明しています。
デッサンは、思いついたまま、好きなように描いていけばいい、というわけでもありません。
もちろん、趣味や芸術活動としてデッサンをおこなっている場合は、好きなように描いてもいいと思います。
しかし、デザインを学ぶためにデッサンを勉強している、というような、しっかりと目標を持っている場合は、やはり、それなりのやり方、というものがあります。
少しでも、上手に、そして、効率よく、良いデッサンを描いていくためには、そのための方法があるのです。
そこで重要となるのが、デッサンをどのような順番で描いていくか、ということです。
まずは、何を描き、どういう点に注意して、だんだんと描きこみ、完成させていくか、という流れのことです。
この順番を間違えると、デッサンを完成させるために、長い時間がかかったり、最悪、デッサンをきちんと完成させることが、できないかもしれません。
多くのデッサン技法書では、形のとり方や、立体感の表現方法など、個別の技術については、しっかりと説明しています。
しかし、デッサンを描き、完成させるという、大きな視点で見た時、それらのテクニックを、どの場面で、どのような順番で使えばいいのか、ということの説明は、少ないようです。
デッサンの完成度は、個別のテクニックを、どのように活用していくか、ということにかかっています。
そのために大事なことが、どのような順番で、デッサンを描いていくか、ということなのです。
また、影を描くには、きちんとした鉛筆の持ち方を、知っておく必要があります。
道具を、いかにうまく使っていくかが、表現の多彩さに結びつき、完成度に影響します。
今、デッサンを勉強していて、きれいなグラデーションや、的確な質感を表現できないのであれば、描き方のテクニック以前に、そもそも、鉛筆の持ち方を間違っている場合があります。
デッサンには、デッサン独特の鉛筆の使い方があります。
文字を書く場合とは違いますし、クロッキーとも違います。
まずは、デッサンのための、きちんとした鉛筆の持ち方や使い方を、マスターしましょう。
それが理解できれば、表現テクニックも、やがて身についていくでしょう。
それが、デッサン力の向上につながり、やがて、素晴らしい作品を描くことができるようになります。
そのようなデッサンのための役立つヒントをまとめたのが、『デザインのためのデッサン講座(考え方・初級編』です。
もし、興味を持たれましたら、ぜひ、ご覧下さい。
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