そもそも、デッサンは、実技ですから、マンツーマンで教えてもらうのが一番です。
スポーツのように、優秀なコーチから、手取り足取り習うことで、どんどんと上達します。
しかし、全ての人が、そのような恵まれた環境にいるわけでもないでしょう。
そもそも、デッサン自体、かなりマイナーな技法というか、ジャンルですから、近くに教えてくれる人など、まず、見つからないでしょう。
確かに、学校の美術の先生や、近くの絵画スクールなど、その分野の人、というのは、いるかもしれません。
しかし、例えば、デザイナーになりたいためにデッサンを学ぶ、美大の入試用にデッサンを学ぶ、といった場合には、どうでしょうか。
必ずしも、必要なテクニックを、教えてくれるとは限りません。
そういう時に役立つのが、本です。
本から学ぶのは、何も、英語や数学などの、学校の科目だけではありません。
美術やデッサンなども、十分に学ぶことができます。
身近に、自分の求めるデッサンを教えてくれる人がいない場合は、ぜひ、デッサンについて書かれた参考書を使うといいでしょう。
一番、身近なのは、やはり、図書室や図書館ですね。
ちょっと大きい図書館ですと、しっかりとしたデッサンの技法書が、何冊もあると思います。
もし、近くの図書館で見つからない場合は、他の図書館を探してみましょう。
今は、検索システムを使えば、すぐに見つけることができますし、取り寄せも、可能でしょう。
そこでも、満足できなければ、次は、やはり、本屋さんですね。
やはり、お金を払って購入するので、最新の、詳しいデッサン本を、選ぶことができます。
また、最近では、ネットでも、購入できますので、あきらめずに探しましょう。
では、どういう基準で、デッサンの参考書を選べばいいのか?
やはり、できれば、実際に手に取って、中身をパラパラと確認して、選ぶ方がいいでしょう。
そうすると、わかりやすさや、今の自分にあっているかなどを確認できます。
選ぶポイントとしては、まず、わかりやすさ、実践のしやすさ、ですね。
初心者の人は、やはり、徹底的に、わかりやすい本を選ぶといいでしょう。
難しすぎると、挫折してしまいがちですし、続けるにしても、なかなか進まず、時間ばかりがたってしまいます。
しかし、わかりやすく、実践がしやすいものであれば、サクサク進み、習得にもはずみがつきます。
ある程度、デッサンの基礎が身についた段階で、自分の実力や、希望するコースにあったテクニックを、学んでいけばいいでしょう。
あと、ちょっとしたコツとして、初心者の人は、なるべく薄い本がいいと思います。
厚い本だと、それだけで、やる気がそがれてしまい、途中で、投げ出してしまいます。
それは、根性がない、と言われるかもしれませんが、やる気というのは、上手に育てていくものです。
また、しっかりとした力が身についていくことで、だんだんと、やる気も育っていくのです。
ぜひ、いろいろな本と出会い、自分にあったデッサン本を見つけて下さい。
そこから、デッサン上達のヒントが見つかるはずです。
私も、参考になれば、と考え、まとめてみました。
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