本や雑誌などの編集デザインでは、雛形(ひながた)を作り、それを元に、デザインをしていきます。
そうすることで、誌面に統一性を出し、読みやすくするために、ある一定の決まりや法則を持ったパターンを利用するわけです。
そして、ある程度、効果的というか、デザイン的に見て、有効なパターンというのは、絞られてきます。
つまり、「デザイン性の高いパターン」というものが、存在します。
それらを、使いやすくしたものが、テンプレート、と言ってもいいでしょう。
日々、忙しいプロの現場では、ある一定程度のデザインの質を確保し、なおかつ、ある程度の仕事量をこなしていかなければなりません。
そのためには、テンプレートを、有効に活用していくことが、一つの解決策です。
そして、そのテンプレートが、もっとも活用されているのが、Webデザインの分野ではないでしょうか。
私は、正直、仕事として、あまりWebデザインをした経験はありません。
しかし、このようにブログを運営し、なおかつ、ネットショップも営業しているので、ある程度、Webには、知識と見識はあります。
例えば、最近では、HTMLのサイトよりも、WordPress(ワードプレス)を使ったサイトが増えてきているようです。
ちょっと前までは、ワードプレスは、テキストベースのブログ用、というイメージが強かったのですが、最近では、かなり自由にデザインができ、見た目も、とてもきれいになりました。
ちなみに、日本のワードプレスのテンプレートで、最近、私が素晴らしいと思ったのは、こちらですね。
このようなテンプレートでしたら、プロベースでも、十分、活用できるでしょう。
テンプレートを使う利点は、ある程度、完成のイメージがわかる、ということです。
まったくなにもない、真っ白な状態から、まったく新しいものを作りだす、ということは、とても大変で、時間がかかるものです。
もちろん、そういう創作活動こそ、デザインの本質であり、おもしろさだと思います。
しかし、私は、実際にデザインの仕事をしてきたのでわかりますが、日々、目の前を通り過ぎていくすべての仕事に対して、一から作り出す、という態度で臨むのは、まず無理でしょう。
そういう時、上手に、テンプレートを活用し、仕事を円滑に進めていくのも、プロのデザイナーの力量だと思います。
素晴らしいテンプレートを使うことで、きっとデザイン力も、磨かれていきます。
ぜひ、あなたも、お気に入りのテンプレートを見つけて下さい!
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