デッサンの練習は、早めに取りかかろう

デザイン デッサン

 デッサンを学ぼうと思った時、なにより重要なのは、早めに始めることです。

 少しでも早く取りかかった人の方が、当然、早めに上達していきます。

 やはり、デッサンをマスターするには、どうしても、ある程度の時間が必要です。

 だからこそ、早めに始めるべきなのです。

 

 なぜ、デッサンの上達には時間がかかるかというと、それが、知識だけではなく、実践をともなったものだからです。

 単純に、知識だけを知ればいい、というわけではなく、自分で手を動かす必要があるからです。

 

 つまり、デッサンを上手に描く方法を、どれだけ知っていても、実際に、自分でデッサンを描けるようにならないといけません。

 これは、少しでもデッサンの練習をしたことがある人ならわかると思います。

 人から習ったり、本で勉強したりして、吸収した知識でも、実際に自分でやってみようと思ったら、まず、うまくいきません。

 聞いていた時は、簡単そうに思えたけれど、実際に自分でやってみると、うまくいかない。

 そうして、みんな悩み、やがて、あきらめて、デッサンをやめていくのです。

 

 そうならないためには、どうすればいいのか?

 もっともシンプルで、誰にでも当てはまる解決方法は、慌てないことです。

 つまり、時間をかけて、ゆっくりでもいいですから、確実に、一歩一歩のテクニックをマスターしていく。

 そうして、デッサンに必要な技術を、積み上げていけば、やがて、上達するのです。

 

 だからこそ、デッサンの習得には時間がかかるのです。

 一日や二日、または、一週間や一か月やったところで、それほど上達するわけではありません。

 最低でも半年たったころに、ようやく形になってきて、満足のいく作品が完成するには、一年ぐらいかかるとみておいた方がいいでしょう。

 それぐらい時間がかかるものだ、と覚悟を決めれば、それでは、早めにとりかかろう、という気持ちになってくるはずです。

 

 また、時間がかかるもう一つの理由として、学ぶ過程において、常に軌道修正が必要だ、ということがあります。

 デッサンの練習をしていると、うまくいかないことが、何度もあると思います。

 そのたびに、何が原因で、どうすればいいのかを、学ぶ必要があります。

 そうして、少しずつ、軌道修正して、上達への階段を上っていくのです。

 

 デッサンには、さまざまなテクニックが必要です。

 ぞのため、自分は何が得意で、何が苦手か、ということを意識して学ぶ必要があります。

 つまり、上手な部分を伸ばし、苦手なところを改善していくのです。

 その苦手なところを克服する段階で、必要なテクニックは何かを調べ、それを身につけていくのです。

 いわゆるトライ&エラーを繰り返していくのです。

 

 誰にでも通用する、万人にあてはまるデッサンの学習プログラムというのはありません。

 学ぶ人によって、必要な知識の量や、必要なテクニックの質、というものは変わってきます。

 つまり、迷い、時には、苦しみながらも、失敗を乗り越えて、続けていくのが、デッサン学習なのです。

 したがって、一本道を一直線に進んでいくのとは違い、どうしても、マスターするまで、ある程度の時間がかかってしまうのです。

 

 だからこそ、繰り返しになりますが、早めに取りかかろう、ということです。

 そうすることで、迷っている人よりも先に、ゴールへたどり着くことができます。

 今、考えているゴールに、早めに到着することで、次のスタートライン、そして、ゴールが見えてくるのです。

 

 そのための参考になる要点をまとめてみました。

⇒『デザインのためのデッサン講座(考え方・初級編)』

コメント

タイトルとURLをコピーしました