デッサンは、得意なことからはじめよう

デザイン デッサン

 デッサンを、うまく描くことができず、あきらめる人も多いと思います。

 しかし、そういう人に向けて、ぜひ、伝えたいのは、絶望することはないですよ、ということです。

 デッサンは、取り組みやすい所から、ゆっくりと学んでもいいんです。

 順番にテクニックをマスターしていけば、十分に、うまく描けるようになりますよ、ということを、ぜひ、伝えたいのです。

 

 デッサンは、チャレンジしてみると、なかなか難しく感じます。

 ただ、これも最初だけで、段階をおってマスターしていけば、確実にうまくなっていきます。

 例えば、高いところにジャンプしても届かなければ、はしごを持ってきて、一段一段、登っていけばいいのです。

 つまり、一気に、デッサンを上手になろうとするから難しいだけで、一つ一つ、テクニックを学んで、それを習得していけばいいのです。

 

 また、デッサンは、いろいろな技法から成り立っています。

 だから、一つの技法がマスターできなければ、ダメ、というわけではありません。

 いくつものテクニックを使って、デッサンを描いていきますから、必ず、あなたの得意なテクニック、あなたのマスターしやすいテクニックというものがあるはずです。

 まずは、そこから取り組みましょう。

 

 そうして、一つのテクニックをマスターしたら、次に進む。

 それも身につけることができたら、次へ……

 このようにして、一つずつ、順番に、ゆっくりと身につけていけば、いつの間にか、素晴らしいデッサンが描けるようになります。

 

 デッサンに必要なテクニックは、いくつもありますが、それらは、つながっていて、関係性が深いのです。

 そのため、一つのテクニックをマスターできれば、次のテクニックも、マスターしやすくなります。

 そのようにして、二つ、三つ、とマスターしていけば、いくつものテクニックを使うことができるようになります。

 その結果として、デッサン作品の完成度が上がっていく、ということになります。

 

 デッサンが苦手、と感じたら、別の面からアプローチしてみましょう。

 形を、うまくとらえることができなければ、パースや遠近法について調べ、まずは、理論から学んでみてはどうでしょう。

 もしくは、陰影のつけ方を、練習してみてもいいかもしれません。

 また、立体感が、うまく出せないようであれば、光の原理について、学んでみるのもいいでしょう。

 そして、立体物の構造や、質感からアプローチしてみるのもいいかもしれません。

 結果として、一つの技術がマスターできれば、そこが突破口となり、どんどんと上達への道が開かれてくるでしょう。

 なんといっても、得意なことが一つでもあると、やる気がわいてきます。

 そのため、デッサンに対する苦手意識も吹き飛び、前向きな気持ちで取り組むことができます。

 それが、第二のテクニックをマスターする原動力となります。

 そして、第三、第四、とつながっていくのです。

 

 ただ、このように、デッサンの、いくつもの面からアプローチしていくには、どのようなアプローチ方法があるかを知る必要があります。

 普通のデッサン技法書の場合、通常のアプローチ方法しか説明していません。

 確かに、それは王道なのですが、一本道ですから、一回でもつまづいてしまうと、どうにもなりません。

 

 そこで、私が、いくつもの視点から、デッサンのマスター方法について、解説してみました。

 新たな視点の発見につながれば、うれしいです。

⇒『デザインのためのデッサン講座(考え方・初級編)』

 

 

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